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養育と治療の協働 ~ 県南西8施設合同研修会を開催しました ~

茨城県の県南地区と県西地区の合計8つの施設が参加して行う自主研修会、「県南西8施設合同研修会」。
今回は私たちが担当となり、パネルディスカッションなどを開催しました。

テーマは「治療と養育の協働」です。


県南西8施設研修

パネラーとしてお迎えしましたのは、茨城女子短期大学准教授の安藤みゆき先生、筑西児童相談所児童心理司の岡野典子先生、児童養護施設 茨城育成園の深谷賢一先生です。

県南西8施設研修2

安藤先生からは、外来治療型から生活内治療という新たな実践のパイオニアとして、施設心理士に大いに期待するというエールを頂きました。
また、私たちの業務の意義、意味、価値の自覚を持って子どもと共に暮らすこと、その暮らしの尊さを職員が受け入れることが、子ども自身が施設での暮らしを受け入れて肯定的なライフストーリーを構築することにも繋がるという、とても印象深いお話を、お聞かせ頂きました。

筑西児童相談所の岡野先生からは、セラピーなどの個別のケアもさることながら、その手前の段階で何をするのか、その重要性をいろいろとお聞かせ頂きました。養育者と子ども、あるいは養育者、職員同士の相互理解を促して、関係強化を支援することも非常に重要な心理コンサルテーションであるということを、「安心感の輪」についてのお話とあわせてご掲示下さいました。生活を支える職員が疲弊し消耗すると、共感生が減退し基本的な生活の質が低下するというご指摘もあり、まさに生活を支える「大きな手」が重要であることも改めて感じました。

茨城育成園の深谷先生は、長年の施設でのご経験も交えてこれからの期待や新しいご提案などもお話して下さいました。
さきにお話しされたお二方と同様に、暮らしの中で即効性がなくても小さなことを丁寧に積み重ねていくことの大切さや、その暮らしの中で心理士のみならず生活職員にもできる治療的援助があることもお話して下さいました。また子どもの特性からくる援助の困難さが招く疲弊についても触れられ、職員や学校教員にも専門的なアドバイスを行うなど、施設心理士に対しての大きな期待をお聞かせ頂きました。
また、多様な機関での専門的連携による問題解決や、施設間での学び合いなど、児童養護施設や乳児院などいわゆる社会的養護のみならず、様々な専門性を持つ機関が繋がって学び合い、専門性を高めていくことを、機関との「垣根を低くしていく」としてご提案頂きました。


県南西8施設研修3

全体を通して感じたのは、治療的援助というのは生活全体に散在しており、それらの意味・意義を職員全体がしっかり自覚して全員で取り組むことが大切なのだという、至極当たり前のことです。ですが、この当たり前のことも、激務に追われる中で忘れ去られてしまいがちです。それを職員相互が支えあえること、このことが治療的な環境の土台なのだと改めて感じました。

どんな専門性も、どんな技術も、活かすのは人。互いを支え合い仲間に関心を持てる環境が、専門的な援助を支えていることを忘れてはならないと感じます。



寮長

節分も終わりひな祭りへ  ~ボランティアグループお針の会様から頂いた手作りひな人形~ | Home | 新年早々、嬉しい展示 ~ 夏のアートキャンプ作品が展示されています ~

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